●業種:サービス業
●事業規模:個人事業
●クラウド会計導入前は・・・
売上は毎日紙に手書きで記録し、経費はレシートや領収書を1年分取っておいたものを確定申告時に集計。簿記もよく分からないので白色申告。
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○クラウド会計導入後
売上はスマホアプリでサクサク登録できるので、ため込むことなく帳簿付けできる点が便利。経費も同じくスキマ時間を有効活用して登録できる。
申告前に業績も把握できるので、あとどのくらい経費を使えるのか等検討できるのが良い。ソフト導入のおかげで確定申告も青色申告できることになり、65万円の特別控除額を使うことができてさらに嬉しい。
※導入のお手伝いをしてみての感想
上記の経営者の方は、ご主人の法人の帳簿付けは会計ソフトを導入し、複式簿記の要領で入力していたのでクラウド会計ソフトを導入しなくてもそれなりに帳簿付けはできたと思います。
しかし、ご主人の会社の帳簿付けについて会計事務所サイドはソフトの操作の仕方を教えることに力点が置かれていたようで、仕訳の意味や便利な機能を教えていなかったようです。
クラウド会計ソフトは便利な連動機能も魅力ですが、簿記の知識がなくても「収入」なのか「支出」なのかをスタートラインに分かりやすい質問形式で取引を登録できるところも魅力の一つです。
自分自身の事業について経営分析ができるようになり、事業も軌道に乗り売上が拡大していく契機になってよかったと思います。
●業種:飲食業
●事業規模:法人
●クラウド会計導入前は・・・
会計事務所に3か月に1回手書きの現金出納帳やレシート綴り等を渡し、試算表を作ってもらっていた。決算までに自分自身の感覚では収支がほぼ同じになると思っていたが、会計事務所の決算書は大幅な黒字となり多額の納税額が発生することもあった。帳簿付けを会計事務所に任せている為、会計事務所へ支払うコストも多額となり、頭を悩ませていた。
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○クラウド会計導入後
クラウド会計ソフトの導入のために今まで仕事で使ったことのないノートパソコンを購入し、入力を始める。帳簿付けのルーティーンを崩したくないので、とりあえず会計事務所に渡していた資料と同じものを作成した上でソフトに登録することにした。
会計ソフトに取引を登録すことに専門的な会計の知識は入らないので、初めてパソコンを使って帳簿付けをしているがあまり苦にならなかった。銀行取引は取引の自動登録を設定したのでリアルタイムに入出金が経営状況に反映され、数値の把握に役立っている。
決算前にどのくらいの利益が出るのか推測してくれるので、余裕をもって決算対策ができるのが嬉しい。ソフトの利用料は年額で25,000円位だが、従来会計事務所に払っていた額を半分以下にコストカットできてとても良かった。
※導入のお手伝いをしてみての感想
これまでパソコンを使ったことのない方でもパソコンで帳簿付けができるようになったことだけでも経営者として大きく成長されたと思います。節税面の詳細は税理士の独占業務ですので詳しいことは分かりませんが、クラウド会計ソフトの導入を通じて会計事務所とのコミュニケーションもとれるようになり、事業にプラスに作用していると思います。
行政書士は「財務書類の作成、会計帳簿の記帳の代行その他財務に関する事務」を行うことが認められています。但し税務書類の作成はごく一部の特殊のものを除き認められておりませんので、税務書類の作成に関してはお引き受けできません。また、帳簿作成の中で税法判断が求められるような個別的事案はどの事業でも何かしらあります。その際、私達行政書士は税務相談に乗ることは勿論、提携先の税理士先生にお聞きして処理することも法律上許されませんし、行政書士側が持ち掛けた税務に関する質問に安易に応じた税理士先生も税理士法違反の対象となり、場合によっては資格停止処分になります。
クラウド会計システムの導入や記帳代行を依頼される場合は、
①税務は顧問税理士に相談する
②当事務所で指定する税理士と顧問契約を結んで頂いた上で導入する
③(特に個人事業主の方)自分で確定申告書をfreeeで作成して申告する
上記3つの内、どちらかを選択する必要があります。
クラウド会計ソフトfreeeについて、主な機能と使用料の詳細はfreeeのホームページよりご確認下さい。・・・とはいえ、料金設定は個人事業主で消費税の納税義務がなければ年額で約1万円~、法人なら年額約4万円以下~の利用となっています。
参考までに個人事業主の方が会計事務所に見てもらうことにしたら支払うことになる費用を一般的な相場を経営者の方からお聞きしてまとめてみました。
1:ソフト代 パッケージ版で安くても7万前後・レンタル制なら1万円/月以上
2:顧問報酬 定期的な入力内容のチェックだけでも2万円/月程度
3:確定申告作成報酬 最低限10万円程度は覚悟しなければなりません
法人の申告書は消費税の申告もあれば20万円超となります
クラウド会計ソフトを導入して自分自身でできるようになればどれだけコストカットできるかは一目瞭然です。
以下の価格表はあくまで参考事例です。価格についてはお客様が「個人事業主」か「法人」かにより変わりますし、商売の規模や作業量に応じて変わります。一度お打ち合わせをさせていただいてから適切な価格を決定させていただきます。
作業内容 | 料金の目安(税抜) |
導入支援 (freee操作指導・銀行取引データの初期設定等) |
個人事業主:¥150,000~ 法人:¥200,000~ |
会計業務(freee会計利用前提の内容確認、修正作業など) ※業務量や事業規模に応じて料金は大幅に変わります |
月額:¥20,000~
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記帳代行(freee会計への取引登録を代行) ※上記「会計業務」の契約が必須です |
基本月額料金 ¥10,000~ |
過去の導入事例では、ほとんどのクライアントがそれなりのITスキルを持っている為、特に導入支援に関する料金は上記金額を下回る金額でお手伝いさせて頂いております。パソコンがあり、インターネットやメールが出来て、文字入力や表計算ソフトがある程度利用できるスキルさえあれば上記金額を下回るものと考えております。
ちなみに、導入支援をさせていただいた場合、ほとんどの方は記帳代行を申込むことはありません。導入支援時に基本的な使い方を1~2回レクチャーしますが、それだけで使えるようになる方がほとんどです。簿記の知識は不問、どころか簿記を知らない方の方がソフトに早くなれる傾向です。